蛇の粉末を飲んでも毒は大丈夫?
蛇の毒は、主に様々な酵素やタンパク質から成り立っており、これらの成分やその比率は蛇の種類によって異なります。また、蛇によっては神経に作用する神経毒を持つものと、血液に影響を与える血液毒を持つものがあります。例えば、コブラは神経毒を持ち、その毒は9種類のタンパク質と酵素で構成されています。一方、まむしやハブは血液毒を持ち、これらは鎖蛇科に属する蛇に特有の毒です。
フグやキノコの毒とは異なり、蛇の毒は加熱によってその毒性が失われる特性を持っています。これは、蛇の毒が本質的には唾液中の酵素やタンパク質が変化して形成されるためで、加熱することで毒性が減少または消失します。そのため、コブラやまむし、ハブ、エラブなどの蛇を蒸し焼きにして粉末化した製品は、毒性がなくなっているため安心して摂取できます。
日本のまむし
赤、黒、金、銀と称されるまむしですが、これは季節や捕獲される地域の気候、脱皮の時期によって、その体色や腹部の色が暗くなったり、赤みを帯びたりするためです。日本にはまむしの種類が一つだけ存在します。実際に生息するまむしのサイズは、多くの人が想像するよりも小さく、蒸し焼きに加工すると、その重さは約20-30gになることが一般的です。そのため、180gの中瓶を満たすには、約6匹から10匹のまむしを必要とします。
私たちは、仕入れから粉末化、そして包装材料に至るまで、コストを抑える努力をしておりますが、まむし製品は高価になる傾向があります。この点につきましては、ご理解いただけますと幸いです。
黒田救命堂で販売する蛇の胆
黒田救命堂は過去にコブラの胆を取り扱っていましたが、日本人の体質にはまむしの胆の方がより適していることがわかりました。そのため、コブラ粉末に胆を加える際には、まむしの胆を使用しています。コブラの胆はまむしのものと比較して大きさと重さがあり(1-3g)、苦味が控えめで柔らかく、水分を吸収しやすい特徴があります。また、独特の香りが特徴です。しかし、コブラの胆は東南アジアで偽物が多く出回っており、高度な加工技術により本物と見分けがつかないことがあります。このため、お客様に迷惑をかけないよう、現在はコブラの胆の取り扱いをしていません。
エラブ粉末は脂肪分が豊富で、まむしの胆を混ぜると、胆の主要成分である胆汁酸が脂肪と反応して変質する可能性があるため、エラブ粉末とまむしの胆の混合は行っていません。
飲み方の目安と保存
摂取の推奨量は、付属のスプーンで軽く一杯を山盛りにしたものを1回とし、1日に2回から3回が目安です。食事の前後や空腹時でも、いつでも摂取可能です。少量を何度かに分けて摂ることで、体への吸収が促進される傾向にあります。
保存については、未開封の場合は数ヶ月間の保存が可能ですが、添加物や合成保存料は使用していないため、開封後は速やかに消費することをお勧めします。保管は直射日光を避けた涼しい場所が適しています。冷蔵庫での保存は、容器を開けた際に内部に結露が生じ、粉末が湿気てしまう恐れがあるため、推奨されません。
蛇の粉末
当店では、コブラの粉末がお客様から特に好評をいただいている蛇の粉末製品です。この粉末は特有の味や臭いがほとんど感じられず、誰でも気軽に飲める品質を持っています。また、コブラ粉末にはアミノ酸が豊富に含まれており、初めての方向けのお試しパックもご用意しています。さらに、コブラ粉末にマカの粉末を加えた新しいタイプの製品もラインナップに加わりました。
まむしの粉末は、日本で長年にわたり親しまれてきた伝統的な健康食品であり、その効能は古くから知られています。まむしやその他の蛇の見た目が苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、その成分は体にとって非常に良いものです。
ハブの粉末は、品質が均一で高い奄美大島産の黒焼きハブを使用しています。また、エラブ海蛇の粉末は、沖縄諸島海域で採取されたものを使用し、高い脂肪含有量(特にDHAとビタミンD3)にもかかわらず、独自の方法で粉末化に成功しています。これにより、飲み心地は他の蛇の粉末と遜色ありません。
健康食品
「へびや」黒田救命堂は、蛇製品に特化した健康食品の専門店です。当店では、価格を抑えるために、派手な包装や余分なパンフレットを省略することで、質の高い健康食品を手頃な価格で提供しています。このアプローチにより、無駄を削減し、本質にこだわった商品展開を行っています。
当店のラインナップには、蒸し焼きにしたすっぽんの丸ごと製品と粉末化したすっぽんがあります。また、マカの粉末は、その強烈な味わいが特徴で、原料そのものを直接パッケージに詰めています。サメの粉末も同様に、原料をそのままパッケージングし、湿気を避けて保存する必要がある点にはご注意ください。
さらに、高麗人参の粉末も取り扱っており、その濃厚な味わいは初めは飲みづらいかもしれませんが、慣れると他の製品では満足できなくなるほどです。